イタリアの鉄道網は発達していて旅行するにはとても便利ですし、街の中を移動するにも地下鉄やバス路線が充実していたり、タクシーがたくさん走っているために自分の車の必要性はさほど感じません。しかし大きな都市のみを旅行するのであればこれで十分だと思いますが、そのような観光都市を十分に回った人たちにとって、レンタカーの存在価値は絶大です。私も最近ではイタリアに行くたびにレンタカーを借りて、電車やバスだけでは行きにくい都市をまわっています。このような経験をもとに、レンタカーを利用した旅行について参考にして頂けたらと思って、この特集を作ってみました。
日本から予約をする方がいいのか
まず結論から言うと、日本から予約をしていった方が断然お得のようです。それはレンタカーの価格的にも、希望の車種を確保してくるといった点でも日本で予約をしていった方がいいです。欧米のメジャーレンタカーのオフィスは必ず日本にあるので、レンタカーの料金や航空券のマイレージプログラム等の自己都合を考慮しながら、お気に入りのレンタカー会社を選択しましょう。ちなみに借りることが出来る車種に関してはほとんど変わりありません。
どんな車を確保するか
私はいつもコンパクトカーのマニュアルを借りています。なぜかというと、やはり見知らぬ土地を運転するには小さくて小回りが利く車が運転しやすいからです。それにマニュアルがヨーロッパの主流だからです。もし日本でオートマチック車しか運転したことがなくて、マニュアルが運転できない場合はオートマチック車があるのでそちらを借りましょう。ただしオートマチック車のコンパクトカーはあまりないので、ちょっと大きな車になってしまいます。そうするとちょっとお値段は高くなりますが。
レンタカーオフィスに行く
レンタカーのオフィスはたいていの観光地の空港と鉄道の駅にあります。日本から予約をするときには、自分の希望する土地にオフィスがあるのを確認してみてください。イタリア現地でレンタカーを借りようと思ったら、まず先ほど書いた空港か鉄道の駅にいってみましょう。一番レンタカーオフィスに出会える確率が高いですから。
さてレンタカーオフィスに着いてから、日本で予約をしてある場合には自分の氏名を告げさえすればよいです。また持参しなければ行けないものは『国際運転免許証』『パスポート』『クレジットカード』です。ちなみにレンタカーオフィスでは英語が通じるので安心して下さい(もちろん日本語は通じません)。自分の氏名を告げれば、車を借りるにあたっての保険などの諸手続を説明してくれるはずです。またその時に必ず道路地図をもらいましょう。イタリア全土の地図やその地方のやや縮尺の大きい地図がオフィスにはありますから。もし自分が行くところが予めわかっていて、そこにどの様に行くかがわからない場合も、オフィスの人に尋ねれば教えてくれます。始めにわからないことはここで疑問を解消しておくことを薦めます。
イタリアでレンタカーを借りる場合、全額を保証する保険が予め用意されていることは少ないようで、フルインシュアランスにするか、始めから用意されている限度額が決まっている保険にするかは自分で決めなくれはなりません。まあ、見知らぬ土地で万が一のことを考えれば、フルインシュアランスにしておいた方が安心ですけれどね。ご参考までに。
日本車との違いを確認する
まず運転する前に日本車との違いをちゃんと理解しましょう。当然のことですが、ハンドルは左ハンドルです。またハンドルについているウィンカーを出すレバーは日本と左右逆(日本では右がウィンカーで左がワイパー、イタリアでは右がワイパーで左がウィンカー)に付いています。ただしアクセル、ブレーキ、クラッチの順番は日本車と一緒です。それからレンタカーオフィスで説明を受けると思いますが、もらった鍵にボタン電池のようなものが一緒に付いていることがあります(新しければ新しいほどこの傾向は強いです)。これは、盗難防止のために付いている装置で、エンジンをかける前に、鍵穴の横に付いているところに押し当てるようになっています。そうすると赤色に点灯しているランプが緑色に点滅するようになり、このタイミングでキーをさして回すとエンジンがかかるのです。もしこの操作をしないとスターターはまわっても、絶対にエンジンに点火しませんのでご注意を。
さてこのような違いがある中で、一番慣れにくいと思うのは、ウィンカーとワイパーのレバーかもしれません。ウィンカーを出そうと思ってレバーを引くとワイパーが動き出すといったミスは、慣れる前には良くやってしまうかもしれませんのでご注意を。
レンタカーを運転する
さて車の構造をわかったら、いよいよ運転開始です。運転する際に、ちょっと慣れないとわからないのは、バックの仕方かもしれません。えっっ!バックの運転なんていつもやっているよ、と思われるかもしれません。そう、バックの運転は一緒でもその前に注意することがあるのです。それはギアをバックに入れるやり方です。ヨーロッパ車はギアのレバーを押しながら(下に押し込むような感じです)でないと、バックにギアが入らない車が多いようです。クラッチもしっかり踏んでいるのに、ギアがバックに入らないと思ったら、ギアを押しながらやってみて下さい、きっと上手く行くはずです。
これだけ憶えておけば、レンタカーが止まっている駐車場からとりあえず一般道へは出られるはずです。次はいよいよ一般道の運転です。一番注意しなければならないのは、イタリアでは車は右側通行ということです。私は随分と右車線に慣れましたので、もう逆車線に入ることはなくなりましたが、初めて運転したとき(初めての時はイタリアではなくアメリカだったのですが)は気をつけていないと左車線に入ってしまいました。そして逆車線に入ってしまう危険性が高まるのが、私の経験だと曲がるときなので、十分に気をつけて下さい。それでは、右車線に気をつけながら実際の運転でのポイントをまとめてみましょう。
道路標識を見分けて・使いこなす
イタリアでの運転はこの「道路標識を味方に付けるか否か」で大きく変わります。それほど詳しい地図を持っていない中で、道路標識はとても頼りになる存在だからです。
道路標識でも、制限速度や駐車禁止・進入禁止といったいわゆる交通標識は、日本の交通標識と同じ様な感じなので、直感的に理解することが出来、簡単に見分けて使いこなすことが出来るでしょう。むしろ使いこなしで差がでるのは、この交通標識ではなく『案内標識』です。ここでは、是非理解しておきたい案内標識を紹介して、そのポイントについて説明してみようと思います。
高速案内標識 | ・・・ | 高速道路のインターチェンジへと導いてくれる案内標識です。緑色で『Autostrada』と書いてあるか、緑色で『A1-Firenze』などと高速道路の路線名とその高速道路の行き先が書いてあるか、もしくはただ『A1』という路線名が書いてある、この3種類くらいを良く見かけます。
ポイントは『緑色』の道路標識であるということです。まあこれは日本でも高速道路の案内標識が緑色であることを考えると、比較的分かりやすいですよね。
都市間の移動の際は高速道路を利用する機会が非常に多くなりますが、これを憶えておけば確実に高速道路にたどり着くことが出来ますので、是非憶えておいて下さい。 |
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行き先案内標識 | ・・・ | これは行きたい所の地名がそのまま書いてある案内標識です。目的地に行くときに今進んでいる道路をどの様に進んだらよいのかを指示してくれる案内標識です。これは青地の標識に白文字で地名が書いてあるものと、白地に黒文字で地名が書いてあるもののに種類を良く見ます。
使い方は日本と一緒です。レンタカーオフィスでもらう大まかな地図で大体の方向性を把握したら、この案内標識を利用して進んでいきましょう。観光地のそばになると頻繁に出現しますので、助手席に乗っている人と気をつけてみていきましょう。 |
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チェントロ案内標識 | ・・・ | 街の周辺部から中心部(チェントロ)に行くためには、どの様に進んだらよいのかを指示してくれる案内標識です。白地に黒文字で三重丸と『Centro』という文字が書いてある場合がほとんどですが、三重丸だけのもあったりします。
高速道路や国道などの幹線道を使ってやっと都市に着いたと思っても、ほとんどの場合街の外れに到着しています。この標識を利用すれば、市の周辺部から市街地までたどり着くことが出来ます。 |
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観光地点案内標識 | ・・・ | その街での観光ポイントを案内してくれる標識で、黄色地に黒文字で書いてあるか、茶色地に白文字で書いてある場合が多いようです。文字だけでなく一緒に教会なら『教会マーク』、遺跡なら『遺跡マーク』が書かれているので、結構見やすくできています。
ただしここの案内標識に書かれている観光ポイントは、イタリア語で表記されているので、予め自分が行きたいポイントがイタリア語でどの様に表記されるのかを調べておく必要があります。例えば、ギリシャ劇場であれば『Teatro Greco』の様に表記されています。 |
案内標識のポイントになるであろうと思われるものを、四つに分類して紹介してみました。本当は実際にどの様な案内標識なのかをイメージを利用してご紹介できれば良かったのですが、肝心のイメージをまだ用意していないのです。今度イタリアに行ったときにでも集めてきますので、それまでお待ち下さい。
高速道路を運転する
イタリアの高速道路は有料です。一部の高速道路は、準高速道路という扱いになっており無料になっているところもありますが、「Autostrada」と書かれている道路は有料になります。課金のシステムは日本と同様で、利用した距離によって料金が変わる従量制の課金制度をとっています。ですから高速道路にはいるときに入場チケットを受け取り、それを出るときに料金所に渡し指定の料金を払うという日本と全く手続きとなっています。この課金について日本と違う点を上げるとすると、自動課金システム『Telepass』の存在をあげることが出来ます。Telepassとは、指定のゲートをくぐるときに自動に料金が課金されるために、料金所で一旦停止の必要がないというとても賢い仕組みなのです。これは自分の車の方にも装置を付けなければ行けないので、直接我々とは関係ないのですが、料金所のゲートの区別のために紹介します。つまり、我々レンタカーを運転している人は『Telepass』ゲートを通過することが出来ないので注意して下さい。
さて高速にはいるときの料金所では、赤いボタンを押すとチケットが出てくるので(自動的に出てくるところもありますが)受け取りましょう。そうすると前方のゲートが開き、高速にはいることが出来ます。チケットは精算するといに必要なので、絶対になくさないように注意しましょう。まあこのあたりは日本と全く一緒ですよね。
高速本線に入ると何車線かに分かれていますが、左右が逆なだけで後の理解の仕方は日本と一緒です。イタリアでは一番左が『追い越し車線』で、右が『走行車線』です。これも日本と同じですが、上り坂になるとたまに右の方に『登坂車線』が登場します。日本と違うなと思うのは、これらの車線間の移動の仕方です。日本だとほとんどの人が車線変更の際にウィンカーを出しますが、イタリアではウィンカーを出す人の方が少ないです。十分な車間距離を確保する前に突然入ってきますので、あまり驚かないように、過剰反応しないようにしましょう。すぐに慣れますから。
ここで高速道路走行における、日本とイタリアの最大の違いを紹介しましょう。それは『速度』です。イタリアの高速道路でみんなが出している平均速度は、大体130〜140kmくらいです。とにかくみんなとばします。しかもこれが飛ばし屋の無謀な運転ということではなく、みんな運転はとても上手です。そのなかで、さらに早い人が追い越し車線で追い抜きをして、140km位だったら走行車線を走っているのです。走ってみるとわかるのですが、ある意味とても秩序だっているのです。また追い越し車線では本当に良くパッシングされます。もちろん「遅いから、どけ」という意味なのです。そういうときは素直に退きましょう。ただ走行車線をゆっくり走っていても誰も文句を言いません。そう、ここはマイペースが許される車線なのです。そこで、まだ慣れないからゆっくり走りたいという人は、走行車線を走って様子を見てみましょう。
イタリアの高速道路にも日本の高速にあるサービスエリアのようなものがあり、休憩・食事・トイレ・給油等が出来ます。ここで軽食をとろうと思ったら利用するのが『Autogrill』です。ここではパニーニなどの軽食とカフェ等の各種飲み物を買うことが出来ます。ここでのオーダーの仕方は、まず先にレジに行って頼みたいメニューを告げて料金を払い、レシートを受け取ります。そしてそのレシートを持ってパニーニ等が並んでいる棚の所に入って商品を受け取ります。まあ街のバールでも同じ様な感じですから、特に変な感じではないのですけれど、念のため。また給油することもできますが、そのやり方についてはこの後に出てくる『スタンドでガソリンを入れる』というところを見て下さい。
目的地に着いたら、入るときに取ったチケットを料金所にいる人に渡し、指定の料金を払えばオーケーです。入るときと同様に「Telepass」のゲートには行かないように注意しましょう。
高速道路でスイスに入国するときの注意
スイスの高速道路を運転するためには、一年間有効の年間チケットを購入する必要があります。たとえ一回の利用でも必要になるので注意して下さい。
ちなみに私は一度FoxTownというアウトレットに入ったことがあったのですが、その時にそのチケットを購入しました。値段は憶えていませんが、結構高かった気がしました。
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市街地を運転する
日本でもいえることですが、市街地では高速や郊外を運転しているときと比較して交通量が増えるので、注意して運転しなくては行けません。しかも基本的には見ず知らずの土地ですから、日本の市街地を運転するときよりも注意して運転する必要があります。ここでは市街地の運転で特に注意した方がいいと思うポイントをまとめてみました。
車線がない | ・・・ | 市街地を運転するときに広い道路であれば、同一の進行方向でいくつか車線が出来ますが、この車線が書いてないことがあるのです。「どこに並んだら良いんだよ」と思いますが、適当に前の車に付いていましょう。こんなとき冷静になってまわりを見て面白いのが、隙間さえあれば後ろから車がその隙間めがけて突っ込んでくることです。同じ道路なのに時には三車線になったり、四車線になったりととにかくバラバラですから。 |
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一方通行 | ・・・ | とにかく一方通行は多いです。ここで注意することはとにかく車線を逆走しないことにつきます。一方通行、進入禁止、左・右折禁止などの道路標識を注意深く見ることが必要です。 |
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サークル | ・・・ | サークルって何?って思われるでしょう。それもそのはず、日本ではまずお目にかかれない代物です。どの様なものかというと、中心に小さい円形の道路があり、そこから放射状に何本かの道路が延びているようなものです。どの様に利用するかというと、まあ信号がいらない行き先別の交通整理という感じです。
サークルにであったら、とにかく一旦停止しましょう。そしてサークルの左から車が来ないことを確認してサークルに入りましょう。どのサークルも走る向きは時計の反対まわりです。そして自分の行きたい方角への分岐が来たらサークルから出ましょう。そうすると来たときとは違う方向に向かうことが出来ます。 |
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バス・タクシー専用車線 | ・・・ | バスとタクシーの専用路線をイタリアの町中では良く見かけます。この車線は黄色い文字で「BUS」と書いてあったり、黄色い車線で囲まれているので、一見するとすぐにわかります。ここは一般の車は通れませんので注意して下さい。 |
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狭い路地 | ・・・ | 昔からある街の旧市街地を通るときは、上記で述べた一方通行がさらに多くなるのに加えて、非常に狭いしかも建物が迫った路地を数多く通らなければならなくなります。とにかくそんなときには十分に注意して下さい。そういう所に限って、観光客があるいていたりしますから。 |
駐車場はどうするのか
駐車場はイタリア語でParchezzio(パルケッジォ)といいます。探すときは日本と同じ「P」マークか「Parchezzio」と書かれた案内標識を頼りにしてを探しましょう。町中にあっちこっちに駐車場は見つけることが出来ます(特に都会は有料のところが多いですが)。
道路脇に「P」の道路標識が立っているところは基本的に車を止められる所なのですが、多くの場合駐車スペースが青色の線で囲まれていたりします。ここで注意しなければならないのが、この青線で囲まれた駐車スペースが有料駐車場だということです。このパーキングの近くにはお金を払うところがありますので、そこで自分が駐車する時間に必要な金額だけ入れて、発行されるチケットをボンネットの上においておきましょう。ここでけちらないことが肝心です、もしけちってレッカーされると半日は確実につぶれます。レッカーされたのか盗難にあったのかを考えるだけで憂鬱になりますし、それに言葉も普段慣れないイタリア語で交渉することを考えると、ほんとに大変です。
また駐車するときの注意なのですが、なるべく荷物は車内に残さないことです。車内に荷物を残すことがすぐに盗難に結びつくとは断言できませんが(実際に多くの車がたくさんの荷物を車内に残しています)、少なくとも盗難や犯罪を未然に防ぐ努力をしてみてはいかがでしょうか。盗難にあったらあったで、これまた大変ですから。
スタンドでガソリンを入れる
何日か借りて運転をしていれば、必ず給油をしなくては行けない時期がやってきます。そんなときにはガソリンスタンドに行きましょう(当たり前か)。ちなみにガソリンスタンドは日本と同様に、辺鄙なところでなければあっちこっちで見つけることが出来ます。夜でも24時間営業のガソリンスタンドを高速道路のサービスエリアや、国道沿いなどで見つけることが出来ますのでご安心を。ここではガソリンスタンドにおけるイタリアでの給油の仕方をマスターしておきましょう。給油の仕方は大きく分けると、『フルサービス』と『セルフサービス』の二通りに分けることが出来ます。
フルサービスは日本と同じやり方と思って下さい。従業員に自分の給油したい量を告げて、給油してもらい、最後に料金を従業員に支払う、といったやりかたです。ただしフルサービスとはいっても、吸いがらを掃除してくれるわけでもないし、窓を拭いてくれるわけでもないです。この部分はガソリンスタンドの備品を使って自分でやりましょう。まあたまには窓を拭いてくれるガソリンスタンドに出くわすこともありますが。
セルフサービスは給油から全部を自分がやります。その分ガソリンの料金が若干安くなるというメリットがあります。給油するパイプが車の給油口に届くところに車を止め、ガソリンの給油口を開けて、そこにパイプを差し込み引き金を引き続けます。簡単なもんです。ただしセルフサービスはさらに二通りに分かれます。
有人セルフ | ・・・ | 予め給油機の方で給油する量を設定する必要があります。ボタンを押す毎に給油する量が増えますので、自分の給油したい量になるまでボタンを押して下さい。そうしたら給油パイプを給油機から持ち上げて、車の給油口まで持っていき引き金を引き続けて下さい。指定した量になると自動的に給油が止まりますので、そうしたら給油パイプを給油機において、ガソリンスタンドの従業員に自分の給油した量を申告して、料金を払って下さい。従業員は給油機のメーターを確認してお金を受け取ってくれます。 |
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無人セルフ | ・・・ | まず自分が車を止めた所の給油機に書いてある番号を覚えて下さい。そうしたら、はじめにお金を投入する機械があるので、そこにいって、1.まず自分の使いたい給油機の番号を押し、2.そして給油したいだけの金額を機械に投入して下さい。後は給油機を使って上記と同様に給油するだけです。はじめに入れた額に達すると自動的に給油は止まります。 |
それから忘れましたが、入れるガソリンの種類ですが、始めはイタリア語で書いてあって何を入れるか迷ってしまうでしょうから、これも憶えておいて下さい。普通は『Senza Pb.(無鉛ガソリン)』を入れます。たいていのガソリンスタンドでは緑色で表記されていたように記憶しています。フルサービスの時はスタンドの従業員が適切なガソリンを給油してくれますが、セルフで給油するときには気をつけて下さい。
給油に見る日本−イタリア間の文化比較
日本でガソリンスタンドに行って給油するとき、多くの人は『満タン』といって頼むことでしょう。ところがイタリアでこの『満タン』を使う人はそれほど多くないようです。多くの人は『10,000リラ』といった感じで、入れる金額を告げてその金額分だけ給油をするのです。逆に日本で「1,000円分だけ」といって給油をする人はあまり見かけませんよね。
ちょっと横道にそれましたが、雑談までに。
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レンタカーを返す
ガソリン満タン返しは日本での常識ですが、イタリアでは違う場合もあります。満タン返しをしなくてもガソリン代が加算されない場合があるので始めに確認しておきましょう(最近ハーツのレンタカーを借りることが多いのですが、ハーツの場合は満タン返しでなくて良かったです)。
返す場所は借りるときに決めておいた場所に返しましょう。特にその時に色々ややこしい手続きをしたことはないです。いつもかぎを持っていって、それでおしまい。手続きはすぐに終わります。後、気をつけることといえば、カードの引き落とし額がちゃんと合っているかを帰国ご確認することぐらいではないでしょうか。
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