2001年日本におけるイタリア年のイベントの一環として、4月28日〜5月6日のゴールデンウィーク期間中に、フジテレビと日本におけるイタリア2001年財団の主催で「イタリアまつり TUTTA ITALIA!!」がお台場のビックサイトで開催されることは、皆さんもうご存じかもしれませんが、その開幕に先立つ4月27日に、招待者とプレス向けに開催された招待イベントに行ってきましたので、場内の様子を簡単に紹介させていただきたいと思います。
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我々が一番楽しんできたのは、ICIF(Italian Culinary Institute for Foreigners)が開催しているワインセミナーでした。このワインセミナー、参加するためには1,000円かかりますが、ワインが試飲でき、試飲グラスももらえるので結構お得感はあると思います。そこで、どの様な内容であったかをレポートしてみましょう。
先ずは開催される時間のチケットを予め買っておき、時間になったらブースの中に入ります。ひょっとしたら講師は開催回によって異なるかもしれませんが、我々の回はイタリアナンバーワンソムリエの栄冠にも輝いたこともある「ジャンカルロ・レルカーラ氏」でした。セミナーは、テイスティングするワインの産地についてOHPを使ったりして説明を行った後、試飲の仕方(色の見方、香り方、味のきき方)、試飲したワインの味わいについてどの様な味かを説明してくれます。結構はじめの説明は、初歩的なことだったのであまり面白くないなーなんて思っていたのですが、ワインの試飲が始まってからはちょっと態度が変わりました。どうせろくなもん出てこないだろうとたかをくくっていたのですが、ところがどっこい、結構おいしいワインが出てきたのです。ちなみに我々の回でテイスティングに使用されたワインは、Marchesi di Baroloによるバローロ(Barolo Cannubi, 1997)でした。ちなみにワインの感想は、バローロらしいオレンジ色かかったガーネット色で、強く果実感あふれるとても豊かな香り。辛口でとても強く熱い印象。若々しく繊細かつ調和がとれている。タンニンの効いた味わい。凝縮された果実の余韻が長く持続し、とてもおいしかったです。
ちょうど飲み頃の温度でサーブしてもらったので、本当においしく頂き、また参加者も少なかったためにおかわりまでしてしまいました。もう満足満足と言った感じです。これだけでも、来た甲斐があったと思えたほどです。
さて、最後にテイスティングするワインのことなのですが、どうやら毎回違うような感じです。なぜなら別の回では、82年のバローロをテイスティングできるといっていたからです。なに!82年。魅力的!と思いませんか?ちなみに82年のバローロが登場する日時を教えてくれましたので、PORTO d'ITALIAをご覧になっている方にだけ、こっそり(でもないか)お教えしてしまいます。82年は、5月4日の15:20〜16:00に開催される回で登場するようです。そして、おそらくこの回は間違いなく「ジャンカルロ・レルカーラ氏」が登場されるでしょう。
レルカーラ氏はとても気さくな人でした。セミナーが終わった後、一緒に記念撮影をお願いしたら、喜んで応じてくれ、ポーズまで考えてくれるサービスぶり。そして撮影が終わった後も、しばらく色々とお話しをしてくれました。