タオルミナは、映画「グラン・ブルー」の舞台となった場所です。実際に訪れると映画に出て来るとおり真っ青な海が広がっておりとても綺麗です。またタオルミナはシチリアナンバーワンの高級リゾート地としても知られており、世界各国からの観光客でにぎわっています。 タオルミナの見処 　タオルミナの見処は大きく分けると二つあります。それは「街」と「海」です。 街はタオルミナ岬から続く丘の上に建設されており、町中を歩いていても階段や坂が目立つアップダウンの激しい街です。Porta Messina（メッシーナ門）からPorta Catania（カターニャ門）まで通っている目抜き通りのCorso Umberto（ウンベルト通り）が街の中心といった感じです。観光もこの通りを起点にすると分かりやすいです。 　メッシーナ門を少し進んだ所にある、Piazza Vittorio Emanuele（エマヌエーレ広場）を左に進み、おみやげ屋さんが立ち並ぶ坂道を進むと、Teatro Greco（ギリシャ劇場）があります。この劇場は海やエトナ山の眺望が楽しめる美しいギリシャ劇場として知られています。この劇場はまだ現役として活躍しており、実際に我々が訪れた夏にも、夜にコンサートが行われていました。 　さらにウンベルト通りを進むと、Piazza IX Aprile（4月9日広場）があります。ここの広場は展望台のようになっており、この広場の一角で営業しているカフェで一服しながら海を眺める気分はとても爽快です。夜は夜でここにはいろんな人が集まってくるので、夜遅くまでにぎわうとてもにぎやかな広場になります。さらに進むとだんだんと人混みも少なくなってきて、ドゥオモ、カターニャ門と続いていきます。 またウンベルト通り沿いにはたくさんの飲食店があるので、ここでランチや夕食をするのも良いでしょう。通りに面していなくても、ちょっと路地を入ったところまで探せば、無数のリストランテがあります。よるエトナ山の山頂からの赤く色づいた噴煙を見ながら食事は格別でした。ただし残念ながら、ここが何処だったかは忘れてしまいました。 　もう一方の見処の海は、ほんとに綺麗です。ただし海水浴を楽しもうと思っても、岬であるせいか崖が多く砂浜や岩場は少ないです。しかも少ない砂浜・岩場もプライベートビーチだったりする場合が多いようです。そのような中パブリックスペースは上の写真の「Isola Bella（イゾラ・ベッラ）」という島。ただ、島に渡ってしまうと岩場が激しく海水浴には不適当ですが、陸と島の間でみんな海水浴を楽しんでいます。このイゾラ・ベッラには「青い洞窟」があると前に行った人に聞いていたのですが、私達はそこまでボートで行くのが面倒くさくて行きませんでしたが、とても綺麗だそうです。 大パノラマを満喫しよう！ 　タオルミナ市街のもっと上、Monta Tauro（タウロ山）の山頂には城塞があり、そこからのパノラマは最高です。街全景、ギリシャ劇場、海、エトナ山等全てを見渡すことが出来ます。 　私達はクルマでそこまで登っていたので、簡単にたどり着けました。それはクルマでしか行けないと思っていたからですが、実際に登ってみると下から上へと続く登山道のような階段があることがわかりました。私達が登ったとき何組かの観光客がいましたが、我々以外はみんな歩いて登ってきたようでした。