アマルフィの西の外れにある、13世紀に創建された修道院を改装して再利用している四ツ星ホテルです。ポジターノ方面から来ると、トンネルを出たすぐの所に駐車場と入口あります。階段を歩いてもホテルに上がれますが、エレベータを使いましょう。
元修道院というだけあって、ホテル内には落ち着いた雰囲気があります。修道院の名残で、教会や室内の回廊が残っています。この教会と回廊は隣り合っており、ホテル内の廊下のある扉の向こうにありますが、ただでさえ分かり難いのに、その扉に鍵がしまっていたりすることもあるので、見つけるのは難しいかもしれません。
ホテル内もさることながら、ホテルのレストラン横にある回廊やそこからの眺めがすばらしいです。朝はここでさわやかな朝食をとることが出来るというのは気分いいものです。ただし朝食の内容は質素そのもの。卵料理やジュースやフルーツなど色々なものを追加で注文できますが、それのためには追加料金を払わなくてはいけません。ケチ!
クラシックなホテルだけに、残念ながら設備は充実していません。結構質素な印象を受けますが、またそれが良いと思えばいいのかもしれません。我々はラッキーなことに、小さいバルコニー付の部屋に滞在することが出来ました(ほとんどの部屋にはない)。夜ここから夜景を眺めながらちょっとグラスを傾けると、ちょっとリッチな気分になりました。また海面が月光でキラキラと光り、これがまた綺麗でした。
夕食付で滞在しましたが、夕食はあまりおいしくないです。一回くらい食べてみるのも良いけれど、それ以外は外に食べにいった方が賢明でしょう。リゾート地の高級ホテルって長期滞在を基本に考えているためにすごく快適なのですが、ここは見学がてらの一泊か二泊で十分って感じです。我々は四泊もしてしまったのですが、ご飯もまずかったし、週末には駐車場がいっぱいになってしまい車が止められず路駐させられたり、サービスも田舎っぽく洗練されてなく、コストパフォーマンスを考えると不満が残りました。日本では有名なのでいってみたいと思われる方も多いと思いますが、一泊か二泊で十分ですよ。
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