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アマルフィ
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Amalfi

 アマルフィは、ヴェネツィア・ジェノヴァ・ピサと一緒に四大海運共和国としてあげられます。そしてこの四カ国の中で最も最初にその繁栄の時期を迎え、そして最も早く衰退していった国でもあります。その後、かつて繁栄を極めた当時の都市は、地震や津波の影響で浸食され、現在では海面下に沈んでしまっています。
 現在人口約6000人あまりの町アマルフィは、アマルフィ海岸を入るSITAのターミナルとなっており、交通の要所として、またリゾート地の中心的存在として栄えています。

アマルフィの見処
 アマルフィ繁栄期の街並みは海の下ということで、以前の町の規模から考えると、歴史的な建造物はこの町に少ないです。その中でも今なお見ることの出来る建築物はアマルフィ海岸一帯に見ることが出来る魅力にあふれています。
 それ以外にも立ち並ぶおみやげ屋さんを見ながらウィンドウショッピングをしたり、夕涼みをしながら歩くためには、十分に雰囲気のある町といえるでしょう。

ドゥオモ(Duomo)
 ドゥオモ広場から続く堂々とした雰囲気の階段の先に、ドゥオモはアマルフィの街中を見渡すかのようにどっしりと構えています。もともとは10世紀に建てられた建物であったが(現在も残っている)、現在の大聖堂やファザードは18〜19世紀に建造されたとても新しいものです。その金色に光る豪華なファザードは、夕日をあびる夕刻にかけてその輝きを一層増し、まぶしいくらいに光輝きます。
 左横に立つ鐘楼は13世紀完成のものが現在まで残っています。最上部のマヨルカ焼きはこの辺りのならではの感じです。
 さて、広場から続く階段を登り切ると、ファザードの再建時に一緒に作られた柱廊玄関にたどり着きます。先ず目に着くのは11世紀にドゥオモにたてつけられたコンスタンチノーブル製のブロンズの正面扉です。ここはくぐることは出来ませんが、この両端の入口を進むと内部に入ることが出来ます。そしてこの柱廊玄関を左の方に進むと、アマルフィの見処の一つ天国の回廊へと続きます。

天国の回廊(Chiostro del Paradiso)
 13世紀に最上層市民の墓地として建てられたものだそうです。対になった2本の円柱に支えられたアーチが交差する形で天国の回廊は作られており、差し込む日差しによる白く輝く壁やアーチ、そしてそのアーチや円柱が作り出す影の色、そして中庭部分に繁る緑色の色のコントラストが素敵です。

アマルフィを散歩しよう
 アマルフィはとても小さな町なので、町の端から端まで歩いたとしても大したことはありません。そして、昼間の観光を終えたあとに、夕食までの時間をぶらぶらと散策してみるなんて事がとても似合う町かもしれません。
 町を散策しようと思ったら、そのスタート地点はマリーナ門(Porta della Marina)になるかもしれません。海岸線からこの門をくぐると、次にドゥオモ広場(Piazza Duomo)が広がります。
 ドゥオモにつながる、ここドゥオモ広場は、アマルフィのまさに中心といった感じです。広場の中にはポポロ噴水(Fontana del Popolo)があり、そこには町の守護聖人の像が見られます。
 ドゥオモ広場を更に進むと、次は町の目抜き通りである、ジェノヴァ通り(Via Genova)そしてとカプアーノ通り(Via P. Capuano)になります。この通りを中心にして、両脇には網の目のように細い路地が走っています。これらの路地の先に何があるのかは分かりにくいですが、散歩がてらぶらぶらしてみるとハッとするような光景に出会ったり、思わぬ名店を発見したり、おいしそうなレストランを発見したりする事が出来ます。時間の許す限り散策してみましょう。
 またカプアーノ通りに平行して通っているメルカンティ通り(Via dei Mercanti)を忘れてはいけません。この通りはすっぽりと屋根にかこわれており、人通りも少なくひっそりとたたずんでいるために、とても雰囲気があるとおりとなっています。かつてはここに共和国の商店が立ち並んでいたそうです。
 町中の散策も良いですが、実は海沿いや港の散策もかなりいい感じです。アマルフィ海岸を貫く道路沿いは車の通行量が多く、散策にはちょっと不向きかもしれませんが、それよりも海沿いの海岸通りや浜辺などはとてもいい感じです。また町の西の外れにある大突堤は散歩道として絶好です。この突堤には所々に座るところがあり、ここで海風にあたりながら休むことができます。ここからは港そしてその先にある街並みを眺めることができますが、その光景はとてもすばらしいですよ。

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