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「とある高い丘の1番高い所にある町」とスタンダールがかつて記したように、ヴォルテッラの町はエーラの谷とチェチェナの谷に挟まれた大地にひときわ高くそびえ立っています。
車でのアクセスは比較的容易で、サン・ジミニャーノまで行けば後はそこから一本で行くことが出来ます。駐車場もちゃんとあるので、運転が出来る方はこちらの方がいいかもしれませんね。
プリオリ広場周辺 ヴォルテッラは12世紀末に自治都市として独立し、この頃に現在の町の基礎的なかたちが出来上がったのです。町の中心であるプリオーリ広場(Piazza dei Priori)は、9世紀末まで大きな市の立つ場所だったそうなのですが、そのうちに周囲に塔が建ち並び、一角には樫の木が植えられ、町の参事や長老たちが政治の相談に集まる場所となっていったのです。広場で一番、目を引かれるのは、現在市庁舎として使用されているプリオリ宮(Palazzo dei Priori) ![]() プリオリ宮の裏手には、ドゥオモ ![]() ![]() ![]() ブオンパレンティの塔状住宅 旧市街の中世の面影が色濃く残っているいかにもヴォルテッラらしい地区に、ブオンパレンティの四つ角があります。ここは13世紀の典型的な塔状住宅が建ち並んでいて、その中でも最も高いところが、この四つ角の名前にもなっているブオンパレンティの塔状住宅(Casa-Torre di Buomparenti) ![]() ローマ劇場 町の北側、城壁の外にローマ劇場 ![]() ![]() バルツェ ヴォルテッラの西側の門、サン・フランチェスコ門を出て北西に2km行くと、ヴォルテッラ周辺の町バルツェ(Balze)につきます。ここは砂地の層と泥炭質の粘土質からなる土壌が、広範囲に渡り地滑りしたために出来たいくつもの地溝からなる、広大で印象的な切り立った谷になっています。この浸食のスピードは緩やかなのですが、もはやくい止めることが出来ない不断な流れとなっており、既にエトルリア時代の地下墳墓や様々な建築物や教会を飲み込んでしまっているそうです。 正面には1030年に建てられたカマードリ会の僧院 ![]() |
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