モンテプルチアーノはトスカーナ州の南東部、ウンブリア州との州境にも近いところに位置しており、Vino Nobile di MontepulcianoやRosso di Montepulcianoといったトスカーナを代表するような赤ワインで非常に有名な街です。またワインだけではなく、昔の貴族の屋敷や教会などの建築物が立ち並ぶ、その街の美しさでも有名です。
さてモンテプルチアーノはガイドブックなどにもあまり載っていないのですが、結構見処が沢山あります。時間に余裕を持って訪れて下さい。私達はちょっと立ち寄っただけなので、時間を十分に取れず、街を十分に観光することが出来ませんでした。是非十分な時間をとって見て下さい。
街の見処
町の中心部は、Piazza Grande(グランデ広場)であり、広場の周辺には中世の建築物が立ち並んでいます。それらの建物は、Palazzo ComunalやDuomo、Palazzo de'Nobiliなどです。ちなみに上の写真が、Palazzo Comunaleです。また市街地からちょっと離れるのですが、Chiesa della Madonna di San Biagio(マドンナ・ディ・サン・ビアッジョ教会)があります。この教会はアントニオ・ダ・サンガッロによって建てられたもので建築学上の宝石といわれているそうです。実際にイタリアの教会を見慣れているところで、この教会を見ると、ちょっと変わった感じがします。
Cantina見学
町中には多数のカンティーナがあり、それらを見学することができます。グランデ広場に面している「Cantina Contucci」や、Palazzo Ricciの下にある「Cantina Regi」などはその規模も大きいです。私はCantina RegiとCantina Ercolaniの二つを訪ねてみました。カンティーナの中は、ワインと木樽の匂いが混ざった独特のにおいで立ちこめています。ワインをあけたときのコルクの匂いとでもいいましょうか、そんな匂いなのです。ワインのテイスティングをする事もできますし、もちろんその場で購入することもできます。
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