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プーリア州の州都バーリは、西暦1000年以降に繁栄しだした比較的新しい町です。ローマ時代は、イタリア半島のより南部にあるブリンディシの方が、アッピア街道の終点として繁栄していたからです。1000年以降のノルマン時代から、聖ニコラ信仰の中心地として、さらには十字軍遠征やエルサレム巡礼の基地として栄えていったのです。現在では、大聖堂やサン・ニコラ教会が建つこじんまりとした旧市街地と、駅を中心として広がる新市街地といった二つの側面から町を見ることが出来ます。
産業的な側面から見ると、実はもう一ヶ所東方見本市会場のあたりがこの町のポイントとなってきますが、ほとんどの人にはあまり関係のないところなのでしょう。 旧市街地 旧市街地は、新港と旧港に挟まれた狭い一帯に集中しており、狭い路地が入り組く、典型的な古い街並みを形成しています。ここはイタリア人観光客も歩いているので、治安面でそれ程危険と言うわけではなさそうですが、ちょっと注意した方がいい感じがします。たまに東洋人慣れしていない地元の子供にチーネ(中国)とかジアッポーネ(日本)と、言われるようなこともありました...まぁ、注意して損することはないので、ちょっと気に留めて置いて下さい。 さて、旧市街での見どころは、大聖堂(Cattedrale)とサン・ニコラ教会(Chiesa di San Nicola)の二ヶ所でしょう。大聖堂 ![]() もう一方のサン・ニコラ教会 ![]() 新市街地 新市街地を見ると、バーリはかなり都会という印象を受けます。碁盤の目状に整備された道路が整然とした印象を与え、鉄道の駅から旧市街方向に真っ直ぐ延びているスパラーノ通り(Via Sparano)には、高級ブティックやデパートのリナシェンテまでたっているとなれば、やっぱり都会を感じてしまうわけです。このスパラーノ通りと平行して走っているカブール大通りは、夜ともなるとどこからともなく人が集まり、大混雑となります。さすが南イタリアだけあり、昼間は行動していなくても夜になると行動しはじめます。大通りであれば夜歩いていてもそれ程危険ではないので、夕食を食べがてら散歩というのも良いでしょう。ちなみに南イタリアの人の夕食時間は北よりも更に遅く、レストランでも8時頃からオープンする店が多いようです。 バーリの港 バーリの港は新港と旧港の二つがあり、前者が産業用や旅客用の港であるのに対して、後者は漁業用の港となっています。どちらも海沿いの大通り ![]() ![]() |
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