エミリア=ロマーニャ州は、アドリア海にそそぐ、ポー川の南部に広がっています。
ローマ帝国時代の総督、マルコ・エミリオ・レピドによって開通させられた、リミニ−ピアチェンツァ間の街道が、総督の名前をとってエミリア街道と呼ばれるようになり、それが現在の州名の由来の一つになっています。他方、州の南東部は昔からロマーニャ地方と呼ばれていたために、その二つの由来を合わせて、現在の州名になったのです。
ポー川流域のために広がる大平原を利用した大規模な農業が盛んな上に、酪農畜産なども多く行われているために、非常に豊かな「食」を楽しむことが出来ます。有名なパルメザンチーズやパルマ産生ハムなどはこの地方の特産品の一例です。
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