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ソッレント
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Sorrento

 「帰〜れ〜、ソッレ〜ントへ、帰〜れ〜よ〜♪」のフレーズで日本でお馴染みの「帰れソッレント」で歌われている都市が、このソッレントです。ソッレント半島の先端近く、ナポリ湾側の断崖の上に位置しており、約17,000人ほどの人々が生活する、ナポリ県の中堅都市となっています。
 夏の間は、街自体への観光客に加えて、アマルフィ海岸への玄関口であり、またカプリ島観光の一つの拠点にもなっているために、多くの観光客でにぎわっています。

ソッレントの行き方
 ソッレントへ行く際には、ナポリから行った方が最もいいでしょう。なぜなら、ナポリからならば、電車、バス、船と様々な手段を利用することが出来るからです。普通に、ヴェスヴィオ周遊鉄道を利用したりSITAを利用して行っても良いと思いますし、もしメルジェッリーナ周辺やサンタルチア周辺といったフェリー乗り場のそばに泊まっているならば、フェリーを利用してソッレントに入ることもできます。海からアプローチする断崖の街ソッレントもかなり魅力的です。
 またカプリ島からも直通のフェリーが来ているので、カプリ島観光の後に立ち寄ることもできます。また逆にサレルノ方面から来る場合は、SITAのバスか、フェリーを利用する事が考えられます。バスを利用する場合はアマルフィで乗り換える必要がありますし、フェリーを利用する場合もアマルフィやポジターノに寄ってくるのでちょっと時間がかかります。

ソッレントの見処
 ソッレントはそれ程大きな街ではないので、街自体の観光は、ゆっくりと買い物をしたりしながらまわったとしても、一日もあれば十分でしょう。

ドゥオモ(Duomo)
 建物的にこのドゥオモには特筆すべき点はなく、簡素にまとまっている印象を受けます。イタリア大通り側から中にはいると、ソッレント特産の寄せ木細工を使った内装がとても印象的です。特に内陣席の寄せ木細工はとても綺麗です。

セディーレ・ドミノーヴァ(Sedile Dominova)
 古代ローマ時代の東西に走る幹道に相当するサン・チェザレオ通り(Via San Cesareo)の一角に、セディーレ・ドミノーヴァの本部がある建物があります。このセディーレ・ドミノーヴァとは、アンジュー家時代に街の行政にあたった貴族団体のことを指しています。その名残か、現在では老紳士の憩いの場となっているらしく、チェスのテーブルを囲む老紳士(正確には紳士と言うよりもそこら辺のおじいさんっぽい人達)が集まっていました。

サン・フランチェスコ教会(Chiesa di San Francesco)
 ここはこの教会そのものと言うよりは、中庭に隣接しているヴィッラ・コムナーレ(Villa Comunale)から眺めることが出来るパノラマを見に行きたいところです。ここはちょうど断崖の真上にある展望台のようになっており、ここからのマリーナ・グランドとナポリ湾のパノラマはとても良いです。

ソッレントの特産品
 ソッレントの特産品は、なんといっても寄せ木細工です。ドゥオモの内陣席にも使われているくらいですから。是非ソッレントを訪れたら、寄せ木細工をおみやげに買って帰りましょう。
 寄せ木細工を売っているお店を覗いてみると、机や椅子といった家具や、お盆や鏡やオルゴールなどといったものなど、様々な寄せ木細工が売っていることがわかります。寄せ木細工で出来た机なんて、本当に素敵でした。値段的には買えても、日本に持って帰ることを考えて断念しました。そして我々が買ったのはオルゴールでした。他にも、様々な寄せ木細工があるので、是非自分の気に入った一品を探してみましょう。

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