ラヴェッロの町 全都市表示 サイトマップ トップへ

ラヴェッロ
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Ravello

 細く急カーブが続く道を上り続けるとラヴェッロの町にたどり着きます。急カーブの続く道を登り続けるのも、海岸から切り立った断崖の上にこの町があることを考えると思わず納得してしまいます。現在では観光とブドウ栽培で生計を立てているこの町も、かつては東方貿易で莫大な富を蓄えていたという事実は、この町に残る屋敷や建築物を見みれば疑う余地もありません。
 海岸線をちょっと離れた切り立った断崖の上の町から、下から吹き上げてくるような海風に吹かれながら、普段見ているアマルフィ海岸線を見渡してみませんか。

ラヴェッロの行き方
 ラヴェッロへ行くには自動車の利用が多くの人には前提になってくるでしょう。レンタカーなどで自分の自動車を持っているならば、なんの問題もありません。ただ、ヘアピンカーブが連続しているので運転に注意してください。また持っていない場合は、アマルフィから出ているSITAのバスを利用することが唯一の手段となります。

ラヴェッロの見処
 町自体は小さいのですが、繁栄していた時代を彷彿させるキラリと光る建築物や見処がぽつりぽつりと点在しているので、町の雰囲気をいっぱいに感じながら ゆっくりと歩きながら散策してみたいものです。

ドゥオモ(Duomo)
 ここのドゥオモは、小さいながらもアマルフィ海岸一帯のドゥオモの魅力をとても良く見ることが出来る秀作といえると思います。町の中心部に立っており、目の前に広がるドゥオモ広場には回りのカフェがテーブルを出しており、休憩や食事に利用することが出来ます。
 内部には多くの光が差し込み、白を基調とした色調のために、とても明るいです。中央部分には、金色を始めとする様々な色のモザイクで飾られた説教壇が右と左にあります。また内陣の左の礼拝堂には町の守護聖人の聖遺物が納められています。この礼拝堂には入ることが出来るために、間近で聖遺物である聖バンタレオーネの血を見ることが出来ました。

ルフォロ荘(Villa Rufolo)
 ドゥオモ広場の右手に入口があり、その入口は四角い塔が目印となっています。そこから並木道を進んでいくと途中に入場券売場があります。
 イスラムの影響を受けた回廊つき中庭などの見処があるが、なんといっても展望台を彩っている花々の咲き誇る姿がとても綺麗です。

チンブローネ荘(Villa Cimbrone)
 ドゥオモ広場を右手に進むと、おみやげ屋さんが立ち並ぶサン・フランチェスコ通りに入ります。まあせっかくですから買わなくても、おみやげ屋さんに立ち寄って色々な名産品をみましょう。特にこのあたりの焼き物は綺麗ですから。それに、チンブローネ荘までの道のりは結構遠く、上り坂を登りながら、サン・フランチェスコ教会とサンタ・キアラ教会の二つの教会を通り過ぎて、更に道なりに進んでいかなくてはなりません。ゆっくり行きましょう。
 しばらく良くとやっとチンブローネ荘への入口が見えてきます。この入口をくぐり中にはいると、先ずは円柱が支える事によって出来るアーチに囲まれる回廊を見ることが出来ます。縦長に延びた庭園には真っ直ぐに延びた道が真ん中を通っています。この道を進むと展望台にたどり着きます。
 ここからのアマルフィ海岸のパノラマは最高です。この展望台の下にはかなり急なブドウの段々畑が広がっており、そしてその先に海岸線が迫っています。身を乗り出して下を見るとちょっと足がすくむような感じすらします。遠くから見ても、アマルフィ海岸が本当に綺麗な海であることが実感できます。この風景を見に来るためだけでも、ここまで長い時間歩いてくる価値はあると思います。

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