白を基調としながらも、様々な彩りをした建物が入り江に向かった断崖上にところ狭しと立ち並び、この断崖沿いの建物の積み重ねがこのポジターノの街を作り出しています。 　小さい待ちながらも、多くのホテルが立ち並び、アマルフィ海岸の中にあってもとても人気の高いリゾート地となっている理由も、ここを訪れてみるときっとわかることでしょう。ただこの風光明媚なこのリゾート地も、以前はひっそりとした漁村だったそうです。 ジターノの歩き方 　ソッレントからサレルノまでの続くアマルフィ海岸沿いの道路から海岸沿いに外れてポジターノの街は出来ています。この幹道から入る、車が通ることが出来る道は一方通行で一本しかありません。それ以外は歩いてしかまわることが出来ない、細く入り組んだ道が街中に張り巡らされています。そのため、この街を見るのに車は逆に邪魔になってしまいます。是非とも徒歩でまわりたいものです。いざとなったら、この一方通行の車道にバスが走っていますから、これを利用すればいいのです。 サンタ・マリア・アッスンタ教会(Chiesa di Santa Maria Assunta) 　ポジターノの街を下りきったところには、小さい砂浜があります。そしてその砂浜よりも少し上に、サンタ・マリア・アッスンタ教会は立っています。街自体が入り江状になっているために、街の中心の低地に立地するこの教会は、街のあちらこちらから眺めることが出来、街のシンボル的な存在となっています。 　アマルフィ海岸沿いで見られる、マヨルカ焼きのクーポラを持っており、その姿がリゾート気分を更に高揚させてくれます。教会のすぐそばに立つ鐘楼には、中世の浅浮き彫りがはめ込まれています。