エメラルドの洞窟 全都市表示 サイトマップ トップへ

エメラルドの洞窟
Grotta di Smeraldo

 アマルフィから数kmポジターノよりに行ったところに、エメラルドの洞窟(グロッタ・ディ・ズメラルド)はあります。カプリ島にある「青の洞窟」と比較してしまうと、知名度や集客力は格段に落ちてしまいますが、そのマイナー感が何ともいえず魅力を放っている感じがします。
 ここを見てしまったあなたも、もうすでに行ってみたくなっているのではないでしょうか?

エメラルドの洞窟の行き方
 公共交通機関を利用するのであれば、バスもしくはアマルフィやポジターノから出ている船を利用していくことになります。バス利用であったり自分で車を運転していくときは、地上から洞窟のあるところまでエレベータを利用して行くことになります。また自分で車を運転していくときにはエレベータのあるところに駐車することになりますが、駐車料金を取られます。ちなみに船で行くときには、洞窟の入口のすぐそばに接岸します。

エメラルドの洞窟へ入る
 いよいよ洞窟の中に入ってみましょう。青の洞窟のように小舟で入るのかなと思いきや、なんと、洞窟内部には徒歩ではいるのです。この瞬間は、あれ?っという感じでした。
 洞窟の中にはいると、ここで小舟に乗り換えるのです。入口の場所は上手く作ってあって、小舟に乗り込むまでの待ち時間には、エメラルドに光輝く水面は見えないようになっています。あと、待ち時間についてですが、アマルフィーやポジターノからのボートや団体観光客が到着したときには、一気に見学者が集中するために混雑するようです。逆に言うと、それ以外の時は結構空いています。船一隻に20人くらい乗れたと思うのですが、我々が行ったときには8人くらい乗ったらもう出発しました(前後の時間帯は、満席だったのに)。
 さて、いよいよボートに乗って洞窟の中をまわります。ボートに行きしばらく行くと、水面が輝きはじめます。洞窟内部は、観光客の出入口の他に、水面下で外の海とつながっています。まさに水面下の穴から光が差し込み、エメラルド色に水面が輝くわけです。水の透明度は非常に高く、かなりの深さ(確か10mほど)がある海底がすぐそこに見えてしまうほどです。洞窟内部を一周まわるわけですが、後半にさしかかったときに、船頭がおもむろに、オールを使って水を跳ね上げます。すると、その水しぶきや、それが水面に着水するときに、エメラルド色にキラキラと輝きます。これはかなり綺麗でした。その時の船頭の得意げなことといったらこの上ありませんが、それも納得できます。そういえば、ボートを待っているときにも、水しぶきをあげている姿は見たのですが、やはり光の角度の関係で、全然輝いて見えなかったなー。
 それ以外にも、観光客を楽しませようと、船頭さんのリップサービスが続きます。ムッソリーニが登場したり、マリアが登場したりと...。洞窟を一周まわるのに、10分くらいかかります。詳しくは見てのお楽しみと行ったところでしょうか。

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